... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
冬支度展 佐々木トモミさん

 

佐々木トモミさんはホームスパンの本場、岩手県のご出身。子供の頃に買ってもらった織り機のおもちゃで織りの楽しさに目覚め、地元岩手のホームスパンの会社で職人としての経験を積まれ、また羊のいる小岩井農場で働いていたこともあり、羊毛を扱う会社でお仕事されたこともおありという、ホームスパンの申し子のような方(笑)。jokogumoを始める前からのお付き合いで、ここ数年は羊の原毛を使ったフリースマット作りのワークショップも開催してくださっています。

 

岩手の人らしく決して熱苦しくも押し付けがましくもないのにじわじわと伝わってくる羊愛は、なんだかこちらまで幸せな気持ちにさせてもらえるくらいで、形のないものだけど、トモミさんのものを身につけたときの心地よさのひとつはそこからやってくるんじゃないかとも思います。

 

そして技術の高さと安定感。私にとって初めてのホームスパンがトモミさんのものとの出会いだったのでしばらくそれに気付かずにいたのですが(すいません)、あちこちでいろいろなものを見るようになってそれをものすごく感じるようになりました。職人として数をこなした経験あってのものだなぁと思うし、実際の力加減というのはもちろんだけど、結局そこをコントロールするための精神的なテンションの保ち方やその重要性を非常によくご存知なのだと思います。

 

そのあたり、産業としてのホームスパンが唯一岩手でのみ残ったという事実と、長く厳しい冬と折り合いをつけていく東北の人々の気質との関係にも共通するものがありますね。

 

今回の冬支度展ではマフラーとストールの間くらいの大きさ、ミニストールをいろいろと制作してくださっています。ボリュームを持たせて首に巻いてもいいし、広げて肩をおおってもいいし、ひざ掛けとしても使える、トモミさんの一押しサイズ。手紡ぎではないけれど、トモミさんが信頼する羊毛を熟知した方の監修で作った紡績糸を使い価格を抑えたものもございます。こちらも織りの美しさが感じられるよいもの。また通常のマフラー、ストール、それからポーチなどの小物も届いています。

 

いろいろなものを見比べて巻き比べることのできるよい機会になるかと思います。みなさまどうぞ楽しみに。

 

 

jokogumoの冬支度展 2016.11.18(fri.)-11.26(sat.)

 

 

 

 

| 冬支度展2016 | 04:21
冬支度展 ホームスパンのこと [2]

 

 

私が初めて買ったホームスパンのものは佐々木トモミさんのマフラーでした。

 

ほんとうのほんとにホームスパンを知ったのはそれを手に入れる1年ほど前で、正直そこまで興味があったわけでもなく、とりあえず見ておこう、くらいの感じで手に触れてみたのが最初でした(それがクラフトフェアに出店されてる佐々木さんのものだった)。でもそのときは「へぇー」なんてホームスパンについての説明を聞きつつ、安いものでもないし、そのままなんとなーくそこを去ろうと思っていたのですよね、マフラーを実際に巻いてみるまでは。

 

「巻くだけでも巻いてみてください」にこにこと佐々木さんにそう言われ、では遠慮なく巻くだけ…とその生地で首が包まれた瞬間、4コマ漫画の起承転結でいう「結」の部分で私の目は自分でも驚く衝撃をもってハートに変わったのでした。

 

や、やわらかい!き、きもちいい!あったかい〜!

 

本当にびっくりでした。今まで身につけたどんなものとも異なる感じ。一瞬で体温をその生地の中に蓄え、やさしく暖め返してくれるような。次に佐々木さんとそのホームスパンに会うときにはきっと手に入れよう、そう心に決め(そのときは買えなかった)実際に迎えたマフラーは、もう10年近くの付き合いになりました。今でも毎年出してくるのが楽しみだし、一番出番の多い冬小物です。

 

今回の冬支度展でも、誰かにとってのそんな大切な出会いがあることを願いつつ。まずは知るきっかけになるといいなぁと思っています。

 

 

冬支度展 2016.11.18(金)−11.26(土)

 

 

| 冬支度展2016 | 00:58
冬支度展 ホームスパンのこと [1]

昨日はすでに冬みたいな寒さ。マフラーをぐるぐる巻きにして外に出ました。気温差が激しくて、下がったときの体感は実際の気温以上に寒く感じるのかもしれません。冬のあたたかなもの、何か買いたい!そんな気持ちが盛り上がってくるのは私も同じなので、きっと世の中もそういう雰囲気なのだと思うのですが...。

どうぞみなさまあと2週間くらいはその気持ちをキープ、もしくは忘れ(勝手)、11月18日(金)からのjokogumoの冬支度展で是非お買い求めくださーい!(必死)あぁ、ほんと、こんなに早く寒さを感じるとは思わなかった。

 

さて今日はそんな(?)冬支度展のラインナップの中から、ホームスパンについて。TVなどで紹介されたこともありますし既ににご存じの方も多いかと思いますが改めて。ホームスパンとはその名の通り、家で(=ホーム)紡いだ(=スパン)糸を織った、手紡ぎ手織りの毛織物のこと。もともとは飼っている羊の毛を糸にして着るものを作る時給自足の一環として英国で生まれ、明治の頃に日本に伝わりました。

 

 

ただ、機械化におされ産業としてのホームスパンが残っているのはなんと世界でも日本の岩手県のみ。個人で制作する作家さんは世界中にいるのだと思いますが、産業としての存在はやはりその文化、技術の底上げになるしこれは日本が誇るもののひとつであります(シャネルのスーツなどにもこの岩手のホームスパン生地が使われているのだそう)。厳しい時代もあったはずだけど、岩手の冬の寒さ、根気強い人々の気質、それからその他の手仕事も多く残っていることからもわかるように、工芸を大切に考えるリーダーの存在も大きかったのだと思います。

 

 

 

冬支度展にはホームスパン作家である佐々木トモミさん、新藤佳子さんお二方のマフラーやショール、小物がいろいろと並びます。

続きはまた次に。ご興味おありの方はこんなリンクも

 

NHK美の壺「ツイード」の回

Re Value NIPPON 中田英寿さんが日本ホームスパンを訪ねている回

 

 

 

| 冬支度展2016 | 06:27
ちくちくワークショップ 『靴下を繕う』

 

冬支度展まであと3週間ほどになりました。少しずつ展示のこともお知らせしていきたいと思います。まずはワークショップのおさそいです。

 

元jokogumoスタッフでありアクセサリー作家でもある水野久美子さんによる、ちくちくワークショップ『靴下を繕う』。まだお店でスタッフとしてお手伝いいただいていたときからやろうやろうと話していたんですよね。(※ちなみに水野さんの作品は細かーく編んだものが多いのです)

 

靴下って、気に入っているものに限って、かかとに穴があいたり底が薄くなってきたりしませんか。それ以外の部分はまだまだ大丈夫だから捨てるのもしのびないし、かといって直すきっかけもなく引き出しにしまったまま...。そんな人案外いるんじゃないかと思うのだけど。そんな靴下をこの機会にみんなでちくちくと繕ってみようよ、そんなワークショップです。

 

繕うところには何か丸っこいものをあてて糸を通していくのですが、今回はマッシュルームダーナーと呼ばれるキノコ型の繕い道具を使います(写真は水野さんの私物です。ご用意するものとは別ですのであしからず。)参加費に含まれますのでいつでも自宅で気軽に直せるようになりますよ。まずは自分の中のハードルを下げましょう!

 

ちくちくワークショップ『靴下を繕う』

 

【日時】2016.11.20(日)

午前の部 10:30−12:30  満席となりました!

午後の部 13:30−15:30 満席となりました!

 

【場所】うえぐも(坂の上のちいさなjokogumo/神楽坂6-22)

 

【参加費】3,500円 ※マッシュルームダーナー・針付き

 

【持ち物】

・破れたところ、薄くなってしまったところのある靴下(素材はなんでもOKです。また破れた部分の大きさも問いません。大きくても大丈夫だそうですよ。)

・糸を切るためのはさみ(ない方もみんなでシェアしますのでお気軽に)

 

参加希望の方は件名を「靴下を繕う」とし、お名前・ご参加人数・午前か午後かのご希望・当日連絡のできるお電話番号を event(アットマーク)jokogumo.jp までメールにてお知らせください。お電話でのお申し込みもお気軽にどうぞ。03-5228-3997まで。

 

それではみなさま、ご参加お待ちしております!

 

| 冬支度展2016 | 16:42
秋の深まりと冬支度展のおしらせ。

 

急に秋が深まってからだも気持ちもびっくりです。このところ朝晩は寒さを感じるくらい。10月なのにこんな気温なんて!と言っていたのもついこの間なのに、移りゆく時間というものがどんどんと短くなってきているような気がします。

 

昨年はお休みした「冬支度展」、今年は11月18日(金)からスタートします!ここ数日の体感からするともっと早くに設定しておくんだった!とやや焦り気味ではありますが、まぁ冬は逃げませんからね。どっしりと構えたいと思います。

 

手紡ぎ手織り、ホームスパンでは佐々木トモミさん新藤佳子さんがマフラーやストールを、色使いと質感との組み合わせの絶妙さ、そのセンスにいつも脱帽、yourwearからもストールやニットキャップがたくさん届きます。またjokogumoでは初めてですが編みもの作家の那須早苗さんにもいくつか出品いただけることになっています。

 

そのほか冬におすすめの靴下、あとはなんと半纏も並びますよ!本気の半纏てどこにあるんだろ?と思っていたら、九州にありました。こちらもまたご紹介してまいりたいと思います。

 

そんなわけで、あと1ヶ月(長いな;)はみなさまこれまでの冬物との再会を楽しみ、11月18日以降に新たなメンバーを迎え入れるべくjokogumoの冬支度展へ!

 

2016.11.18(Fri)-11.26(sat)

 

 

| 冬支度展2016 | 12:45






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