... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
つるかんじき


先月奥会津の作り手さんを訪ねたときに見せてもらった「つるかんじき」です。

真ん中の丸い部分が通常の「かんじき」なのですが、それの周りにもっと大きな枠をつけて大きなかんじきにしています。通常のかんじきは雪の上を歩くためのものだけど、こっちは雪を踏み固めるためのもの。降り積もったふわふわの雪を固めて道を作るには、やっぱり一度に大きな面積を踏めたほうが効率的なのです。

とはいえ、これくらい大きなものを足に付けていると歩くのもままならない。そんなわけで、つるかんじきの先っぽには長い紐がくくりつけてあります。

「この紐を持って、上に引っ張って足を上げてやんだ。」



このように(見えるかな?)。
長めの紐を付けていて、持ちやすいところを掴んで余った部分はたらりと垂らしておくのだそうです。それが鶴の首のように見えるから「つるかんじき」と呼ばれているのだそうな。

この作り手さんには今シーズンもマタタビのザルをお願いしたのですが、「かんじき作ってるからダメだ。」と断られたのでした。じゃあ仕方がないですね。

こうして地域の人が必要な道具を、地域の人のために今でも普通に作るこの作り手さんが私は大好きだし尊敬している。マタタビのザルも作るしかんじきも作る。川魚を取るための仕掛けやカゴも作るし縄もなう。本当にかっこいいのです。

つるかんじき。雪がたくさん降ったときには除雪機で飛ばすみたいだけど、除雪機を出すほどでないときには今もこうしてこういった道具が使われています。私もちょっとやってみたい!


| 手仕事を訪ねる旅のはなし | 19:34






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