... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
静岡 駿河型染めの工房へ

18きっぷで一気に東京から静岡へ行ってきた私。
駿河漆器のお話はもう載せたのだけど、静岡でもうひとつ見たかったもの。それが型染め。
型染めといえば人間国宝であり、民藝運動でも大きな役割を果たした芹沢げさんが有名ですが、その芹沢げ陲気鵑僚仗箸静岡市。市内にもいくつかの型染め工房があるみたいです。

そして今回、その中のひとつ、城北工房へおじゃまさせていただくことに。
工房の大橋俊之さんは曾おじいさんの代から3代目。確かに工房もなかなか時代を感じる造りです。


高い天井に剥き出しの柱。少し薄暗い空間にはいろいろな道具が並び、それらの定位置はきっと、もうずっと前から変わりがないのだと思う。空間全体に時間が流れているというか、時間が空間を作っているというか。大橋さんは「もう古くって。直したいんですけどね。」と笑っていたけど、ううん、全然。すごく素敵な工房です。

訪ねたときにはちょうど作業途中だったということもあり、さっそく少し見学させていただくことに。

これは和紙に色をつけているところ。和紙には既に、色をつけたくない部分に糊が付いています。乾いてから水で流すと、糊が付いていた部分だけ白く残り、模様になるのです。とっても細かな柄でしたから、型を彫るのも大変だったと思います。



ちなみに型とはこういうもの。デザインの通りに専用の紙を切り抜いて、それに紗(しゃ)という布を貼り付けています。型の補強と、型のつながっていない部分がバラバラになってしまわないように。
染めたいものの上にこの型をのせ糊を塗っていくと、この切り抜かれたところにだけ糊付けができる、というしくみです。



布をピンと張った状態で干しています。糊を乾かし色を塗って、それをまた乾かす、と。
何だかとてもいい光景です。



染め終わったものはしばらく水に漬けておいて、糊を洗い落とします。夏はいいけど、冬はとっても辛い作業であることが想像できます・・・。ひゃー。


こうして出来る大橋さんの型染めには伝統的なものはもちろんだけど、遊び心の感じられる、とってもモダンなものも。いろいろなデザインのものをたくさん見せていただきました。素敵!かわいい!おもしろい!見るだけでもわくわく楽しい型染めですが、是非くらしに何か取り入れたいもの。
jokogumo-よこぐも-でも近いうちに型染めのものをご紹介したいと考えています。


| 手仕事を訪ねる旅のはなし | 11:34






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