... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
静岡 駿河漆器を訪ねて その1
駿河漆器
駿河漆器、というのをご存知でしょうか。国指定の伝統的工芸品というわけでもないので、全国の数ある漆器の中でもマイナーな部類に入るのではないかと思います。
私と、この駿河漆器との出会いはあるお弁当箱によるものでした。


こんなお弁当箱は見たことがなかったなぁと何気なく手にしてみたのが駿河漆器で、うっすらと木地が透ける艶のある塗りは、ちょっぴり小振りなそのお弁当箱にぴったりだった。よぅく見てみるとわっぱの継ぎ目も実に丁寧で、いったいどんな人がこの値段でこの仕事をするんだろう?と疑問さえわいてしまった。正直、付いていた値段にはもったいないような仕事ぶりだったから。

だって、極めつけは螺鈿(らでん)細工。蓋の部分にはちいさなお花模様の螺鈿がふたつのせられていたのだけど、これの可愛らしいこと。シンプルがいちばん。と思っていたもう少し若い頃の自分とは違うステージに来てしまった自分にはっと気付いた瞬間でもありました。
まぁそんなことはいいとして、とにかくこの、お花柄の可愛らしいお弁当箱に心を奪われた私は「いつかこれを作っている方にお会いしたいものだ」などという下心を持ちつつ手に入れたのでした。

そして今回。念願叶って工房訪問、です。

次回に続く。

※螺鈿細工は、夜光貝やアワビの貝殻の内側の、あのキラキラ光る部分を薄くはぎとったものを切り取って使った加飾法

>>駿河漆器を訪ねて その2
| 手仕事を訪ねる旅のはなし | 16:37






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