... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
漆掻きます、神楽坂で。


ご存知の方もご存知でない方もおられると思いますが、漆は漆の木から採れる液体。幹を傷つけることで漆の木はそこから樹液を出します。そしてその液はかさぶたのように固まり、傷付いた箇所を癒すのです。

その漆の木の特性を利用したのが漆という素材で、接着剤にもなるし、丈夫な塗料にもなる。それを塗ったものがご存知漆器なわけですが、幹を傷つけることによって採取する漆は「採る」のではなく「掻く」。その名の通り少しずつ少しずつ掻き採ります。

初めてその仕事を見せてもらったときはとにかくびっくりしました。こんなに少しずつ滲み出るものを集めていたなんて!びっくりというかショックです。がーん。こんな地道な、こんな地道な...。

だって、掻けばいいというのではない。漆の木だって生きているわけだし、生きるために(傷を回復させようと)樹液を出すわけです。あまりに傷がひどいともうそれだけで弱ってしまうし、かと言ってそっと傷つけるくらいではダメージが少なく樹液をそんなに出す必要がない。

生きている木の様子をうかがいつつ、体力も温存してもらいつつ、少しずつその液を戴きます。そして、山の中で黙々とそれをするのが「漆掻き」という仕事です。

漆掻きの見学にはなかなか行けるものではありませんが、漆祭にはやってきますよ。漆掻きであり、自分で掻いた漆を使って塗る塗師でもある、鈴木建司さん。岩手の漆についてわかりやすく楽しく紹介する本、その名も「いわてのうるし」でもピックアップされてます。


1月31日(金)・2月1日(土)・2月2日(日)の3日間は鈴木建司さんによる漆掻きの実演が、なんと神楽坂の路地で見られるのです(フラスコ前)。漆の木も届きますからね。

既に切ってある木なのですが少しは出るのだとか。漆掻きってどんな仕事?どんなふうに漆を掻くの?知ると漆器の見え方、感じ方も変わってくるかもしれません。とっても珍しいいい機会です。ご興味ある方は是非!


| もっと知りたい、浄法寺漆祭! | 18:54






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