... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
IIE会津木綿ストール展、かご祭り6日目


6日目の今日はからりと気持ちのよいお天気でした。IIE会津木綿のうえぐもも、かご祭りのしたぐももドアを開け放しての営業です。ふらりとお立ち寄りくださった方、新聞を見てという方、目的を持ってお越しくださった方、みなさまありがとうございました。

写真はお店をお手伝いしてくれている方が持ってきてくれたライラック。かごが並ぶテーブルにすっとこの花が加わるだけで世界というか空気が変わる感じ。かごも自然の材料だから、こういう生きた植物が本当によく似合います。手提げを使わない時は季節のお花と一緒に置いておくのも素敵です。


お花といえば、こういうのを使うのもいいんじゃないかと思います。柳で出来た灰通し。なんとなく川魚を採るときに使うのかなと思っていたけど、囲炉裏の灰を掃除するのに使う道具なのだそうです。

今ではなかなかそのように使う機会はありませんが、道具として美しいので見付けるとつい仕入れてしまいます。どんなふうに使うかは見立て次第。これに試験管のようなものをくくりつけて壁掛けの花入れにしてもいいし、平らに置いた上にお猪口を乗せ、それを花器にしてもいい。葉っぱをしいておにぎりをのせるのもいいし、ここに山菜の天ぷらなんかが並んでいるのも最高。



こちらは蓋に会津木綿のストールを使ったあけびのバッグ。とてもよい感じだったので写真を撮らせてもらいました(スタッフ私物)。合わせる布によって雰囲気がずいぶんと変わるので、夏にはうすーい麻、秋冬にはもふっとした何かをのせると1年中使えますよ。ちなみにIIE会津木綿ストール展では、ストール以外にもキッチンクロスやハンカチなんかもあります。そういう小さな布はバッグの目隠し用にも是非どうぞ。

会津木綿ストール展でたくさんのラインナップを一度にご覧いただけるのもあと2日ですが、後半になってリピーターの方もちらほらと。自分用にもう1枚、贈り物用にもう1枚。実際に使って、「これはいい!」と追加をお求めいただけるのは本当に嬉しいですね。

さて明日はどんな7日目になるかな。ではでは、明日もうえした両方でお待ちしています。(「うえ」と「した」の店舗は徒歩1〜2分の距離です。はしごで是非!


 
| IIE 会津木綿展 | 00:13
IIE会津木綿ストール展、5日目



昨日、IIEが毎日新聞に掲載されたそうです。タイミングよくjokogumoで開催中のストール展のことにも触れていただけたのもあり、翌日の今日はさっそく「新聞を見て」とご来店くださる方がおられました。jokogumoのことをご存知のない方にもお越しいただけることになりとても嬉しいです。

昨日はblogの更新が出来ませんでしたが、待望の追加納品がありました。初日の土曜日になくなってしまったもの、お客様からのお問い合わせがあったものや人気の色柄など、充実の内容で会期半ばにしてまた初日級のラインナップに!とっても贅沢な展示です。(IIEのみなさまありがとうございます)



せっかくのラインナップなのでまずは片っ端からどんどんと巻いてみるのをおすすめします。色や柄によって顔映りや印象が全然違って本当に面白いのですよ。それから会場のうえぐもは小さなお店ゆえ、例えばおふたりとか3名様のお客様が同時にいらっしゃる場合は「わぁ、それ似合いますね。」とか「どっちが似合ってます?」などと会話が始まることも多くて、そんなやりとりも楽しみのひとつです。

明日は木曜日。あと3日です。終わりが見えてきてさみしい!
それではみなさま、明日もあさっても明々後日もお待ちしております。そして昨日、今日とお越しくださいましたみなさま、ありがとうございました!

 
| IIE 会津木綿展 | 23:12
会津木綿 玄武織のストール



今回届いたストールの中に、ひときわ渋くてかっこいいものがあります。表面には独特の凹凸があり、大変風合いもよい。

実は先月、喜多方の食堂つきとおひさまで開催中のIIEのストール展におじゃましたのですが、たくさん並んでいる中でパッと目に飛び込んできたのがこちらでした。「わ、これかっこいい。」

その場にいたIIEの谷津さんが「そうなんですよ。」とさっそく説明してくださるには、なんでも織りの工程で通常1本の糸を通すところに、この布は細い細い糸を4本も通すのだそうです。どこがどうという織機の構造はよくわからないものの、おそらくそのことによって縦と横のテンションが変化しこの独特のしぼ感が出るんじゃないかと思います。

しかもその名が『玄武』。ますます渋いですね。

そしてこの色合いです。3色あるのですがどれも微妙というか絶妙。男の人の着物になったらめちゃくちゃかっこよさそうです。そんな布がストールで楽しめるなんて。


フリンジ部分。色んな色の糸が見え隠れしているのがわかるでしょうか。この細い糸一本一本が布を作り出すのですよね。改めて。


年配の方はもちろん間違いない着こなしが出来るかと思いますが、若い男の人にも是非巻いてみてもらいたい。シティボーイ的なシュッとした人(ものすごく抽象的)が素敵なストールをしていると思ったら、実はそれが会津木綿だった。(しかもその名が『玄武』)ってますます素敵じゃないですか。

空気をふわりと含み、使うほどに肌に馴染んでよい風合いに育ちます。どんな人の元に旅立つだろう。とっても楽しみです。この良さが伝わりますように。
 
| IIE 会津木綿展 | 18:41
会津木綿ずらり



18日からの会津木綿ストール展。今日は置き場所もほぼ決まり、手に取りやすいよう、またイメージしやすいように手を加えてきました。改めて、ずらり、ずらり!本当にワクワクする品揃えです。


無地、ストライプ、細い縞


こちらはストライプが半分、もう半分は無地のツートーンになったもの。ストライプメインで見せたり、無地メインで見せたり、両方をうまく見せたり、3通りに楽しめるタイプです。


東袋もあります。お弁当を入れるのにもちょうど良さそうな大きさです。


シックな色、ナチュラルカラー、ビビッドなもの。好きな色はもちろんですが、そうでない色も是非試しに巻いてみてください。会津木綿の縞は複雑なものが多く、ひとつの布に思いのほかいろんな色が含まれています。意外に似合ってびっくりしたり、合わせやすくて感心したり。


ピンクの中にも青やオレンジの糸がみえます


年齢を問わず楽しめるストールです。母の日、父の日の贈り物としてもおすすめでございます。
『IIE 会津木綿ストール展』4月18日(土)からです!

 
| IIE 会津木綿展 | 00:37
IIE 会津木綿ストール展まであと6日



IIE会津木綿ストール展まで1週間をきりました。今日は夫に子守をバトンタッチ、うえぐもの掃除と展示のディスプレイのため出勤です。こういう子連れだとなかなか出来ない作業は日曜日が唯一のチャンス。

うえぐもを使うのは実に約1年ぶり。昨年の4月末の「日本の編み組み展」が最後にやった展示でした。まさか1年も使わずにいることになるなんて自分でも思いもしなかったけど、またこうして使えるのは嬉しい。「えー!あそこまだ借りてるの?」と驚かれることもあるし、お金ばかり払って自分でもバカだなぁと思うのだけど、あの小さな3坪のお店はどうしても手放せないでいます。

うえぐもは、小さいだけに展示のときは毎回そのとき限りの新しい店を作るような感じがとても楽しい。かご屋にもなれるし、器屋にもなれるし、やったことはないけど八百屋にもお菓子屋にもなれる。小さいくせに夢が大きく膨らむ空間なんだよなぁ。

そして今度はそこが会津木綿のお店になります。ストールにブックカバー、ハンカチにコースター。会津らしさをだそうとつい張り切って会津産の蓑やかんじきなんかも下の店から持ってきてディスプレイしようとしてしまいましたが、実際に飾ってみたらやっぱりちょっと浮いてしまった(笑);ダメか。


ストールはいろんな色、いろんな縞があるのでどんどん巻いてみてもらいたいな。展示会ならではの品揃えです。どうぞお楽しみに!

『IIE 会津木綿ストール展』
2015.04.18sat−25sat
12:00−18:30
@うえぐも 新宿区神楽坂6−22

 
| IIE 会津木綿展 | 23:03
会津木綿とIIEのこと



会津木綿はその名のとおり福島県の会津地方に伝わる木綿生地。始まりは今から400年ほど前にさかのぼります。張りのある丈夫なこの布は夏はさらりと気持ちよく、冬は空気を含んであたたか。使うほどにやわらかくなり肌にも馴染んできます。江戸時代より庶民の普段着、野良着として愛されてきたのにも納得の魅力溢れる綿織物です。

(最盛期には30ほどあった織元ですが残すところわずかに2軒。そのうち1軒も今年に入って休業中、廃業の危機に直面しているとのこと。何とか残ってくれることを願うばかりです。)

そして、その会津木綿を現代の暮らしに馴染むようデザイン・企画しているのがIIE(イー)。変わった名前だな、と思われる方も多いかと思いますが、これをパタンとひっくり返すと… 311。そう、忘れもしない数字です。会津出身、IIEの代表である谷津さんが大学卒業後にUターンして始められました。

実は、私が知っているIIEのことはこのことと、ストールのフリンジ部分は会津地域の仮設住宅に住まわれている方々の内職仕事であるということ、それからあとは素敵な商品を作っているということくらい。それでもIIEには共感とともに妙な親近感を覚えます。ニュートラルなんだけど、きちんと伝わってくるのですよね。

どういう想いの元…というような話は改めて聞いたことはないのだけど、自分たちが大切にしたいものごとに自分たちらしく関わり、それをまわりと共有していく。そういうシンプルだけど大切で共感できることを地元でやっている人たちであり、またいかにその土地の文化を継承しそれを魅力として発信するか、そのアイデアが求められる時代においてIIEそのものも大切な存在であるように思います。

会津が育んできた素敵な木綿生地とIIEの仕事。会場には会津木綿の製作過程を紹介するパネルも展示の予定です。



『IIE 会津木綿ストール展』
2015.04.18(土)−25(土)会期中は休まずやっています
12:00−18:30

 
| IIE 会津木綿展 | 17:58
『IIE会津木綿ストール展』4月18日(土)から


帰ってきました。「IIEの会津木綿ストール展」(涙)

実はこの展示は昨年の5月に開催する予定でした。楽しみにしてくださっていた方もいらしたのに、私の急な入院(切迫早産でした)で中止になってしまったのでした。IIEのみなさまにもご迷惑をお掛けしなんとも心苦しかったのですが「お気になさらずに、またやりましょう!」と温かな言葉をかけてくださり、また出来るようになったときには精一杯がんばろう。とベッドの上で心に誓ったものです。

おかげさまでこの度それが叶います。元気に生まれた息子も一緒に店番です。バンザイ!

『IIEの会津木綿ストール展』
2015.04.18(土)−04.25(土) 会期中無休
12:00−18:30
場所:うえぐも(坂の上の小さなjokogumo)
新宿区神楽坂6−22

IIE(イー)が企画・デザインした会津木綿のストールを中心に、ハンカチやコースターなどの小物が並び、うえぐもが会津木綿でいっぱいになる8日間。素朴な柄、渋い色にかわいらしい色。会津木綿って本当にバリエーション豊かで見ているだけでも楽しくなります。男性にも女性にも、若い方もご年配の方もそれぞれにぴったりな1枚があると思います。

たくさんの色柄が揃うよい機会、みなさま是非お越しくださいませ。

※会期中、坂の下のいつものjokogumoでは「jokogumoかご祭り」を同時開催いたします!こちらのご紹介も近いうちに。
 
| IIE 会津木綿展 | 17:50
IIE 会津木綿展 延期のお知らせ

IIE 会津木綿展について


以下の内容にてお知らせしておりました展示を、諸事情により延期とさせていただくことになりました。楽しみにしてくださっていたみなさま、IIEの方々にも大変なご迷惑をお掛けすることになり、心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません。


延期後の日程はまだ未定ですが、必ずみなさまにご覧いただける機会を改めたいと考えています。

また、こちらも急なお知らせで申し訳ございませんが明日(5月24日土曜日)の営業はお休みさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。



[以下、延期決定前の記事です]




jokogumo、次の展示は「IIE 会津木綿展」でございます。

会津木綿はその名のとおり、福島県会津地方に伝わる木綿生地で、江戸の頃より庶民の身近な衣服として親しまれてきました。実直で素朴な風合いはいかにも会津らしく、通気性はもとより保温性にも優れているので1年を通して気持ちよく使うことができます。

そして何よりこの縞模様!
太い縞、細い縞、シンプルなの、ごじゃっとしたの、本当にバリエーションが豊かで楽しい。一見地味で古風に見えるものでも合わせてみると意外にかわいらしかったり、いつも着ている洋服にも合わせやすかったりもして。

そんな会津木綿が、”日々の生活になじむよう少しだけデザインした”というIIE(イー)とのご縁によりjokogumoにたくさん並ぶ、そんな5日間。

ストールを中心にバッグや小物など、さまざまな商品が勢ぞろいします。どうぞどうぞお楽しみに!

IIE 会津木綿展
2014.05.28(水)−06.01(日)→延期
12:00〜18:30
場所:坂の上のちいさなjokogumo(うえぐも)


※写真はIIEよりお借りしました


| IIE 会津木綿展 | 15:41






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