... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
新しいお店と家具の話




気付けば前にblogを更新してからほとんど2週間。コワイ。

いやいやほんと、怖がっている場合ではなくてですね、2012年も折り返したわけだし、新しいお店への引越しだっていよいよ現実のものとして準備しなくてはいけません。あまりのスローペースにだんだんと話題にするのもはばかられるようなってきましたが(笑)、マイペースでいいのだ。いや、さすがに人になんと見られているだろう。やばい。の間を行ったり来たりしながらもちゃんと進めています。

このところDIY的なことはもう終わってしまったので(さみしい)、家具を増やしたり、それをちょこちょこ動かしレイアウトを考えたりしています。家具が揃って、照明の位置なんかも決まったら、あとは引越しをするだけ。

ちなみにお店の什器にする家具は、雰囲気に合うことやサイズ感はもちろん、あとはもしこれを手放すことになったときに欲しいと思ってくれる人がいるかどうか、というのも大きな判断材料にしています。

今自分が購入する金額−いつか手放すときに売れるだろう金額
正味な話ですけども、これの差額が自分が使う間のレンタル料になるというわけ。素敵なものを次の誰かに引き継ぐ間の使用料として考えると、買うときは少しくらい高くても実はそんなに高くなかったりもします。それに、一生ものとは別ものとして、もっと気軽に家具を楽しむことだって出来るから。

どこで使うか、何に使うかにもよって必要なものって変化する。それは仕方のないことだけど、自分が手放すことになったとき、誰も欲しがらないようなものは残念ながらゴミになる他ありません。どんなものだってそれなりに材料を使い、設備を使い作られています。安かったからいい、などと簡単に捨てられゴミにされてた時代よさようなら。

どうせおんなじ暮らすなら、いいなぁと思えるものに囲まれて過ごしたい。もっと気軽だけど、もっと責任だってあるモノ選び。全部ひっくるめて、もっともっと楽しめる時代になってきたんじゃないかな、と思います。

今日はそんな話。


| 新しいお店のこと | 17:49
新しいお店の続き


新しいお店の準備ってまだやってんのか?とか言わないで下さいね。まだまだやってますから(笑)。
今週の頭は、入り口の建具にペンキを塗りました。入り口は、本当は両サイドに2枚引ける引き戸がいいのだけど(そうすると季節がいいときは開けっ放しに出来るし)、ひとまずは元々付いてあるものを使うことにしています。


元々付いているのは木の色のままで、ラッカー塗装?というか、つやのある仕上がり。ナチュラル風っぽく(?)はあるのですが、別にそういうのにしたいわけでもなく、これはもうペンキで塗りつぶすことにしました。


内側は壁と合わせて白でもよかったけど、せっかくなのでほんのちょっとだけ緑が入ったベージュっぽくも見える淡いグレーに。複雑な色です。さて、どんな感じになるだろう?

ちなみにこの日はご近所さんと、ご近所で私がよく行くお店の方がふらりとお手伝いに来てくれました。大した面積でもないしひとりでやろう。と思っていても、やり始めると案外大変だったりするのでとっても助かりました。みんなで椅子に座ってコーヒーを飲んだり、パンを食べたりもして、楽しかった!



はい、仕上がりはこんな感じ!
予想外?に昭和の団地とか古い木造校舎風になりました。これはこれでなんかかわいらしい感じ。外側はこれとは別の色になる予定ですが、店構えなのでかなりドキドキします。(今のお店のドアを塗るときもそうだった

| 新しいお店のこと | 15:21
お店の進捗と旅のお知らせ。


今週の神楽坂店はお休み。土日に開催される三島町(福島県)の工人祭りに行くからなのですが、出発は明日なので今日もせっせと新しいお店の準備に励みました。



塗り壁は今週の頭には終わったので、今度は床のオイル塗りの2回目!本当は素足で歩きたいところなんだけど、お店は土足になるので雨の日なんかがあることも考えると最初のお手入れは大切です。

今日はいつもお店にお越しくださる顔見知りのお客様がお手伝いに来てくださって、女子ふたりでの作業でした。「木のトレーのお手入れの大きいバージョンですねぇ」なんて言いつつ、塗り残し、拭き取り残しのないように・・・。(お手伝い、とっても助かりました〜)

無垢の木って本当に気持ちがいい。これから家を建てるとかリフォームする予定のある人には心からおすすめしたいです。値は張るけど、自分でオイルを塗るとか材料のグレードを下げるとか、いろんなコストカットもできますし。



壁が白くなり床も仕上がったらますます嬉しくなってきて、オイルが乾くのを待てずに家具を置いてみたりして。


さて、明日は奥会津。作り手のおじいちゃんたちに電話をしてみると、もうみんなの笑顔が見えてくるようだった。

塗り壁と2回のオイル塗りで疲れた身体は温泉に、焦ったり迷ったりする心は作り手さんたちとの再会と、それから奥会津の美しい景色に癒してもらおう。

神楽坂店の営業は、来週の木からとなります。どうぞよろしくお願い致します。
それでは、いってきまーす。

| 新しいお店のこと | 23:39
新しい場所の進み具合。


こないだご報告した新しい物件のその後。
大工さんや電気屋さんにお願いするような工事は終わっているのであとは主にDIY。これはいちいちワクワクします。自分の倉庫みたいなのを持って、好きなことをして遊んでる感じでしょうか。こんな贅沢今しか出来ませんよ。しばらく満喫したいと思います。

これまでやったこと。


スイッチは別なのに替えてもらうことにしました。


スイッチがよくても壁がダメ。変な模様のビニールクロスが貼ってあります。シンプルなやつなら上からペンキを塗ったら何とかなりそうだけど、塗り壁風の凹凸があってそれはペンキでは隠せない感じ。
珪藻土か漆喰をこの上から塗ることにしました。

塗り壁をしてくれる業者さんとお話をしたこともあるのだけど、私が希望するコテ跡が極力残らないよう仕上げてもらうには結構なお金が掛かるよう。しかもその素材の質感がどうも好きではなく・・・。塗り壁は前からやってみたかったことのひとつだったし、これはDIYにしようと決めました。

何日かに分けてやっているけど思ってたより何とかやれて、しかも何か楽しい。コテを「シャーッ」と動かしているともうそれは職人気分ですよ(単純)。←そんな気分を味わってみたい人、お待ちしています(笑)。


この間は夫と友達にも手伝ってもらいました。人の店だと思って緊張していたみたいだけど、全然大丈夫。いい感じに仕上がっていました。ありがとう!来週は一気に仕上げるぞー。(仕上げたい)


それからこれは床のオイル塗り。これも初めてやることのひとつだけど、木の家具などを制作している木のプロ!が助っ人に来てくれました。なんと心強いこと(涙)。しかも飛び入りでいつもイベント時にお世話になっているフラスコのオーナーまで!

無塗装の栗の木にオイルを染み込ませていきます。床材が届くまでは着色オイルで少しトーンを落とすのがいいのかなぁと思っていたけど、実際に素材を見てみるとこの木の色を変えてしまうのは何だか申し訳ないような気持ちになり、自然の色を生かすことにしました。これは大正解。とっても気持ちがよくて、しばらくここに住みたいくらいです。


気持ちよすぎて、こんなことしながら塗っちゃったりして。あはは。

こうして仲間が手を貸し、知恵を貸してくれるのは本当に嬉しくてありがたくて、感謝の気持ちでいっぱいです。そうやって出来上がっていくお店。いい「気」が溢れる空間になりますように!




| 新しいお店のこと | 16:16
じゃじゃーん、の正体。


先日のblogで「じゃじゃーんなお知らせ」がありますなどと少しだけ触れていたのですが、体調も整ってきていろいろなことが進められそうになってきたのでようやく。



ここ、新たに借りました。きゃー、言ってしまった!
(実は先月から借りていたのだけど、体調優れず放置していました;)


ちなみに最初はこんなふうだった。



それのカウンターや棚をとってもらい



無垢の床材を貼ってもらった、と。



しかし、発表しておきながらそんなゆるゆるでいいのか?という感じですが、今のお店から移転するのか、それとも今のお店も温存しつつまた新たなスタイルでやっていくのかは実はまだはっきりとは決めていません。(ちなみに場所は今のお店から徒歩1分もかからないくらいのところ)

いろんなことを決めて、ばばば〜っとスタートダッシュをかけられるといいのだけど、今の小さなお店を借りたときもそうだったように自分にはそれができない。じわじわといろんなことを考えて、悩んで、迷って、軌道修正しながら「これ」と思う道を見つけていくのが合っているみたい。というかそういう性質(たち)なのかな。

もちろんものすごく悩むし考えます。今のこのお店のこじんまり感がいいのだから移転はもったいないと言ってくれる人もいるし、かといって両方やるのは(いろんな意味で)リスキーだと言う人もいる。どの意見もとーってもよくわかるのだ。
まわりにはいろんな意見があって、お金も掛かる話。でも、私は可能な範囲で寄り道をしたり立ち止まったり人と話をしたり。そんなふうに進めていきたいと思っています。旅と同じようにね。


契約をするかどうかのとき最終的に思ったのは、結局この「やってみたい」という気持ちはもうどうにもならないんだな。ということでした。それがどう転ぶかで悩んでもそれはまた次の話なんだから考えても仕方がない。

自分がやってみたいことに応えられるのは自分しかいなくて、それをしない限りはいつまでもその「やってみたい」気持ちが幽霊のように付きまとうわけなのだ。そう思って、「えぃ!」っと、跳んじゃった。

人生を振り返って「やらなけりゃよかった。」ってことって案外ない。「あれ、やっとけばよかった!」ってことはあるんだけど。そう、それが答え!

あれ?何の話?(笑)

そんなわけで、神楽坂店の営業日以外はその準備なんかもぼちぼち進めています。(今日はこれから壁を塗りに行く!)


| 新しいお店のこと | 12:38






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