... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
「使ってみたい、漆展」終わりました。




「行ってみたいトコロ、東北展」に引き続き、第2弾となりましたフラスコでの出張展示「使ってみたい、漆展」無事に終了いたしました。(2月1日の話なのに今さらですいません;)

一般的に、敷居が高いと思われがちである漆に特化した展示、みんな来てくれるかな。どうかな。という不安もあったのですが、なんのその!期待していたよりももっともっとたくさんの人がこの展示のために足を運んで下さいました。本当にありがとうございました。

国内漆の最大産地である浄法寺で漆を広める活動をしている滴生舎さんにお話をいただいて、小さなjokogumoでゆるゆると展示をやったのがおととしのこと。2回目を是非、という話になって、今度はもっと違った形でやりませんか?とフラスコでの展示を提案させてもらったのが去年の話。

今思えば、今回の展示の種は2年前に蒔かれていたのかもしれないなぁ。いや、もしかしたら2008年に漆掻きの見学をさせてもらったときだったのかもしれない。いや、そんなこと言ったら2007年に初めて浄法寺を訪ねたときだったのかもしれない。きっともう、こうなるようになっていたのかな。

浄法寺の漆のことを知って、作り手のことを知って、漆掻きや木地師のことを知って。それからその土地を訪ねるたびに出会う、美しい景色だったり美味しい食べ物だったり、言葉だったり。モノの背景を含め、すべては繋がっているということを、人に伝えることが出来ればいいな。という気持ちでjokogumoをやっていますが、それがこんなふうに形になったというのは本当に嬉しいことです。

浄法寺の漆に関わる多くの方々の協力がありました。たくさんのものが揃ったのは言うまでもなく、漆のことなら何を聞かれても答えられる作り手が何人も待機してくれていました。神楽坂の路地!というありえない場所で、いつもの格好で漆掻きを実演してくれる職人がいました。金継ぎの相談にのってくれる塗師もいました。手間隙かけて、浄法寺の美味しいものを仕込んで持ってきてくれたお母さんもいました。本当に、みんなの協力がなければ出来ませんでした。そして、何よりそんな展示に興味を持ち、寒い中お越しくださった方々。

浄法寺という土地を共通項にして、伝えたい人、知りたい人、使いたい人、選びたい人、触れたい人。いろいろな人が集まったような気がします。そしてそれが、何だかとてもあたたかかったのです。

みんなが何かを思いやっている感じがしました。作り手のことだったり、使い手のことだったり。漆そのものに対して、美味しい食に対して、それを育む自然に対して、はたまた自分自身の暮らしに対してだったり。

すべては繋がっているんだ、ということを人に伝えることが出来ればいいな。なんて、おこがましく思っていたけれど、そんなことはもう、確かにここにあるんだな。と。
私自身もいろいろなことを学んだし、教えてもらった展示となりました。改めまして、みなさま本当に本当にありがとうございました。

※会場であったフラスコのオーナーさんがblogでとても嬉しい記事を書いて下さっていました。いろいろな方面で支えてくれる人がいることに心から感謝しています。私はあまり撮れなかった展示風景の写真も載せてくれているので、よければ是非ご覧下さいませ。

| 使ってみたい、漆展 | 20:55
使ってみたい、漆展。5日目!


昨日のblogの更新が出来ないまま寝てしまったら、残すところもうあと1日。
「明日で終わりだって、早い〜!寂しいねぇ。」そんな会話をしながら本日5日目を終えました。

会期後半になると、「やっぱりあれが気になって・・・」と前半に来てくださった方が戻ってきてくださるケースもちらほら。一度離れてじっくり考えても、やっぱりうちに迎えたい。と思っていただけたことは本当に嬉しいです。

それから、全体を通して「漆のもの、初めて買うんです。」という方が多いのも嬉しい限り。漆って特別なものと思いがちだけど、使ってみるともっともっと身近にあっていいものだと思えるし、使う愉しみが想像以上に大きいことにもはっとする。「なんだ、もっと早く買っておけばよかった!」って、思えますよきっと。

ずっと長く使えるものだから、いつか買うなら早いほうがお得です。この展示が迷っている背中を押してくれるものとなればいいなぁと思っています。

そうそう、長く使えるといえば、今回の展示では修理品を持ち込む方も多く見えています。縁が欠けてしまったとか、塗りなおしとか。作り手は責任を、使い手は愛着を持ち、修理の相談をしている様子はとてもいいものだと思いました。自分はまだ修理に出したことがないので、これは展示の企画段階では予想していなかったことだったけど、そういう場にもなれたというのもまた、やってよかったと思えることのひとつです。

最終日の明日は17時まで。それまでに私も自宅用のを選ぶぞ!

| 使ってみたい、漆展 | 01:42
使ってみたい、漆展。 3日目!


今日は一段と風が冷たい日曜日でした。そんな中フラスコを訪れてくださったみなさま、本当にありがとうございました。たくさんの方が漆のものを選び、お菓子を選び、それから浄法寺の美味しいものを漆の器で味わってくださいました。

感心したとともにすごく嬉しかったのは、みなさまがとても熱心に作り手の話を聞いていてくれていたこと。素朴な疑問からマニアックな質問まで!作り手が何人もいてくれたので、それぞれにじっくりとお答えできたのではないでしょうか。平均的な滞在時間も長かったように思います。

常駐スタッフは今日で少し入れ替わりですが、明日も作り手が2名おります。滴生舎の山崎さんと、jokogumoで定番の汁椀を扱っている玉山保男さん。金継ぎ修理を受け付けてくれている田代さんは明日は夕方からとなりますので、修理品の持ち込み&見積相談は16時以降がベターです。

明日も寒くなりそうですが、引き続きお待ちしております!

※プチ食堂は土日のみの予定でしたが、ストックがまだあるので明日以降もOPENいたします。ストックがある限りは是非是非ひとりでも多くの方に食べていただきたいと思います。それくらい、美味しくて本当に手間隙かけて作られたものなのですよー。

| 使ってみたい、漆展 | 02:31
使ってみたい、漆展。2日目!




使ってみたい、漆展。2日目が終了しました。
本日もお越しくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。今日は浄法寺のお母さんたち2名によるプチ食堂や漆掻きの実演があったりもして、なかなかの賑わいでした。

漆の器を選ぶ人、奥でお汁やお酒を楽しむ人、その横で金継ぎ修理の相談をする人、表で漆掻きの実演を見ている人、それぞれでとっても楽しかった。こんなふうに、ひとつの空間で共通の何かをそれぞれに楽しむっていいなぁと、しみじみ眺めていました。

郷土料理のプチ食堂と漆掻きの実演は明日まで、金継ぎ修理受付は2月1日(水)まで行っています(岩手の地酒を漆の器で飲もうのコーナーも)。漆は在庫数もすごいので、ご家族分のまとめ買いにもよい機会です。明日も引き続きお待ちしております。

昨日今日の様子は続きにて。

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| 使ってみたい、漆展 | 02:32
使ってみたい、漆展 始まりました。

浄法寺漆の漆器を集めた「使ってみたい、漆展」、本日無事に始まりました。直前まで毎日blog更新せねば!くらいの気持ちだったのに結局肝心の開催間近には全然更新できず;バタバタとこぎつけた、という感じですが、普段見られないものもいろいろで楽しい展示になっています。

初日の今日は、汁椀を選びにお越しくださった方が多かったように思います。初めての漆の汁椀だったり、追加だったり、みなさまそれぞれに思い入れをもって、じっくりとご覧下さっていました。
特に汁椀は、必ず手にとって口をつける器。一度にいろいろなのを見比べて手に取れる機会というのはとてもいいものです。みなさま是非お越しくださいませ。

28日(土)・29日(日)は浄法寺のお母さんたちによる郷土料理もございます。浄法寺の山菜たっぷり汁と雑穀を使ったへっちょこ団子。これはかなり楽しみです。それぞれ各日50食ございますよ。

明日あさってはお母さんたちも交え、またちょっと違った空間になりそうです。

| 使ってみたい、漆展 | 02:00
完売(ご予約)御礼!


じわじわとそのスペシャル加減を宣伝しておりました「漆継ぎキット&レクチャー」ですが、おかげさまでご用意できるキット数はすべてご予約いただきました。ありがとうございます。これにてご予約は締め切らせていただきます。

自分でやってみたいとは思っていたけどなかなかきっかけがなくて・・・という方が多かったように思います。この機会に是非とも自分で直せるようになろうではありませんか。楽しみですね。

せっかくのレクチャー付きなので、メモやカメラなどもどうぞお持ちください。視覚的にあとで確認できるとより分かりやすいのではないかと思いますよ。どうぞお楽しみに!

| 使ってみたい、漆展 | 19:37
漆展のプチ食堂


漆展期間中の土日(1月28日・29日)は岩手の郷土料理がたのしめるプチ食堂がオープンします。プチというだけにお出しできるものは2種類のみですが、本気です。浄法寺のお母さんがこのプチ食堂のために出張してきてくださいます。(すごい!)

気になるメニューのひとつは、『浄法寺の山菜たっぷり汁』。汁椀でいただけるものを何か、とお願いしたら「それは是非浄法寺の山の幸を!」とおすすめしてくださったものです。

一般にけんちん汁と言われるものなのですが、けんちん汁ってその土地によって具材もお出汁も違ったりして本当に様々なんですって。土地の特徴がかえってよく出るメニューかもしれません。

大寒だけに、このところ東京も雪やみぞれが降ったりして気温もぐっと下がっています。あんまり寒くなると出掛けるのがおっくうになる人もいるので、イベント的には「寒くならないで〜!」と言いたいところだけど、冷えた体にじわじわと染み渡る山菜たっぷりのお汁のことを想像すると、寒いのも悪くない気がします。

それからもうひとつは、へっちょこ団子。雑穀の粉を練って作ったお団子を小豆のお汁の中に入れて食べるという、おしるこみたいなものです。あぁもう説明を聞くだけでもう美味しそうなんですけど。私、両方食べたいです。
「食べてないとお客様にもご説明出来ませんしねー。」と、正しい感じで土曜日の開店前にでもアピールして是非試食してみたいと思います。(にやり)

どちらも漆の器を使ってお召し上がりくださいませ。浄法寺の漆の器に浄法寺の美味しいもの。器を手に持って、口をつけて、目からも舌からも味わえるなんて、ささやかだけど贅沢ですねぇ。どうぞお楽しみに。


| 使ってみたい、漆展 | 18:03
漆継ぎキットはこんなの。




漆継ぎキットはこんなのです。という写真が届いたのでご紹介いたします。何かをするための道具というのは見るだけでちょっとワクワクします。はい、道具好きです。

このキットは今回の漆展に合わせて作ったのですが、最初は何かの箱に入れることも考えていました。が、「いや、やっぱり自分の好きな箱に収めたいよねぇ。」「うんうん。」となり、しかもそれなら箱代を金額にのせなくてもいいし。ということで、エコバッグに入れてお渡しすることにしました。もちろんそのままでもいいのだけど、それぞれ自分仕様にするのも楽しいと思います。

無骨な感じの道具箱でもいいし、篠竹の文庫に入れるのもいい。何かのときに、と取ってある可愛いお菓子の缶なんかでもいいです。あの、お気に入りの箱の蓋をぱかっと開けるときのワクワク感たるや!

ちなみにバッグにはちょこんとお椀のスタンプが。レクチャー講師の田代さんが、盛岡の紙町銅版画工房さんにお願いをして作っていただいたものをそれぞれのバッグに押してくれました。にくい!

力作!の漆継ぎマニュアル、私も早く見てみたいな。(そしてもしキットに余裕があれば買いたいです)


| 使ってみたい、漆展 | 23:51
漆継ぎキット&レクチャー まだ空きございます。




「使ってみたい、漆展」もあともう少しになりました。ワクワクすると同時にドキドキもしてきて、小心な私はこのところ夜中に目が覚めてしまってですね、あれはどうなってんだっけ?これは大丈夫かなと考え出して眉間にしわが・・・。ものすごい険しい顔で布団にもぐっています。あはは;

商品に関しては浄法寺から送られてくるのでこちらはそれを搬入日まで待っているわけなのだけど、それ以外の自分が手配すべきものもおおよそ目処が立った感じです。二戸地方のお菓子や物産(雑穀や豆なんかをたくさん作っているのです)も集めておりますのでどうぞお楽しみに。

あっそれからお酒もです。「お酒、たのしみにしています。」という声がお店やtwitterなどにも届いていて、ふっふっふ。漆の片口で注し、ぐいのみで呑む岩手のお酒、美味しいと思いますよー。個人的には火鉢を持ち込み、何かを炙ったりしたいところですけども、そんなことしてたら何だか主旨が変わってしまいそうなのでぐっとこらえることにいたしました。「あれ?火鉢ないんですか?」とか、当日に言わないで下さいね。

ところで、少し前から受け付けております『漆継ぎキット&レクチャー』のご予約、あと少し空きがありますので、「気になってはいる」という方々、どうぞご検討ください。ちょっと考えるお値段ではあるけれど、一度買って教えてもらっておけばずっと役に立ちますし、後からでもわからないことがあればメールでフォローしてくれる特典付きなんて、はっきりいってこんなのないと思います。えっ何それ何それ?という方はこちらを→ ■ 

講師をしてくださる田代さんのblogでもこのキットとレクチャーの紹介をしています。田代さんも納得!のキットですよ。


| 使ってみたい、漆展 | 19:06
漆の木と漆掻きも。



「使ってみたい、漆展」は、漆についてのいろいろを「知る」ことが出来る展示にしたいとも考えています。漆って、よっぽど興味を持っている人でなければ正直よく分からない、あんまり知らないというものでもあるから。

ちなみに写真は漆を「掻いて」いるところ。漆というのは漆の木の樹液で、こうして幹にキズをつけることで染み出てきます。木が、傷ついたところにかさぶたを作ろうと樹液を出すのですね。
樹液といえば、ほかにもゴムの木とかメープルシロップなんかを想像する人もいるかもしれません。幹から染み出る樹液をホースみたいなのに伝わせて集めているのを私もテレビで見たことがあります。

が、漆はそうではなくて、写真のようにちょっと染み出たものをヘラで一回一回すくいながら集めます。え?こんなちょっとずつ??とびっくりするくらい少しの量を、少しずつ少しずつ集めるわけなんです。

前に書いた「漆掻きのしごと」も是非ごらんください

現地に行って見学、というのもなかなか出来ないので、今回の漆展では漆の木も展示することにしています。乾いた木と、あとは土日には生の木を掻くところが見られると思います。実際に浄法寺で漆掻きをされている方もお越しくださるので、いろいろお話を聞いてみてください。

(※生の木を掻くのは土日の予定。漆かぶれが心配な方は土日以外のご来場がよいかもしれません←よっぽど敏感な方)

| 使ってみたい、漆展 | 16:09






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