... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
汁椀、そろそろ。


10月末頃入荷予定分、としてご予約をたまわっております玉山保男さんの汁椀。10月は終わってしまいましたが、今週中には届きそうです。『末』じゃなくて『末頃』って書いといてよかったー、とかなんとか言って。 〜♪ ←しれっと口笛吹いてみる。

玉山さんは「11月に入ってしまいます・・・」と申し訳なさそうでしたが、新年に合わせて使うにしても2ヶ月くらいはぴったり器を休ませてやることが出来るし、大丈夫です!

うるしの器って、塗っては研いで塗っては研いで、というのを何度も何度も繰り返しながら出来上がっていくわけですけれど、塗れば当然乾く(固まる)のを待たねばなりません。漆という素材は空気中の水分を取り込みながら固まっていくので、湿度に大きく左右されることになります。

今年みたいに湿度が高ければ固まるのが早くていいのかというとそうではなくて、やっぱり適度な湿度じゃないと表面がしわになったり、中が柔らかいままだったり、いろんな不具合があるのだそうです。だからそういうのを見ながら進めなくちゃいけない。焦って先を急ぐと結局遠回りになってしまったりするのは、ちょうどマニキュアを塗るのを想像するといいかも、と思います、女性の方は。

玉山さんに限らず、今年の湿度にはみなさんご苦労された模様。どんなにベテランでも、人の都合だけではうまくいかないわけなのですね。

でも、そんなこんなで塗っては研ぎ、塗っては研ぎを繰り返した器ももうすぐ作り手を離れて使い手の元に。ご予約くださいましたみなさま、どうぞあともう少し、お楽しみにお待ちくださいませ。


| 【漆のもの】 | 19:38
新年の新しいうるし



岩舘隆さんの汁椀玉山保男さんの汁椀。次回(それぞれ10月初旬と下旬)入荷分のご予約をお受けしております。

来年こそは漆デビューしたいかも。新年に新たな汁椀を仲間入りさせたいかも。などとぼんやーりと考えていた方、そろそろ決断の時期でございます。(あくまでお知らせ。じっくり悩んでも逃げてはいかないものなのでご安心ください)

漆というのは、空気中の水分と反応しながら固化していくいう面白い素材で、それが200年もの間続くという話です。


だからといって、いつまでも大事にしまっておく必要はありませんが、jokogumoでは最低でも出来上がってからの最初の2ヶ月は漆を休ませてやることをおすすめしています。
汁椀は特に熱いお汁を注いでタフに使うもの。これからずっと働いてもらうのですからその2ヶ月が漆にとっていいことなのであればそうしようではないか。ということです。

浄法寺塗
で、それを逆算すると10月入荷分というのは新年にもちょうどよい。今が8月なので、届くまでに2ヶ月。使うまでにさらに2ヶ月という。1年の約3分の1を漆にじらされるワケですが、逆に3分の1をワクワクと『待つ楽しみ』とともに過ごせるとも言えます。

先日さっそくご予約くださったお客様は、もうずいぶんと前から玉山さんの木地呂の汁椀をお待ちくださっていた方でした。「欲しかったものを待つ、というのも幸せのひとつですね。」というメッセージと共に。とてもうれしかったです。

来年早々には『行ってみたいトコロ東北展』を開催したイベントスペース、神楽坂フラスコにて、浄法寺漆を使ったうるしの器の展示を予定しています。東北展が終わってから、じわじわとあたためていました。

まだそれが正式決定!した段階に過ぎないのでありますが、うるしにまつわるいろいろ、がたのしめる企画にしたいと私自身も心待ちにしています。

今日は何だか来年の話ばかり。鬼も笑う、かな。


| 【漆のもの】 | 23:54
ご予約の汁椀について

12月20日頃入荷分としてご予約いただいております玉山保男さんの汁椀、明日24日の納品予定です。

届き次第ご予約の順に発送の手配をいたしますので、早ければ24日、そうでない場合も25日にはすべて発送を完了させるようにいたします。

お届けは25日〜27日頃になるでしょうか。何とか年内に間に合いそうでよかったです。

せっかくなので年始に使い始めたい!というところですが、新しく塗りあがってくるものなので、しばらく(2ヶ月くらい)は箱から出した状態で置いておくことをおすすめいたします。漆の匂いも収まりますし、より硬化した状態で使い始めることが出来ます。(※推奨です)

また、一般的に国産漆は漆の成分が強いと言われています。丈夫さの所以でもあるのですが、ごく稀に新しい漆器でかぶれる方もいるのだとか。←よっぽど敏感に反応する体質の方
上記の期間をもつことで、そういった心配もなくなりますので、ご参考までに。
| 【漆のもの】 | 14:31
うるしのうつわ、こんなもの。 その6


あっという間に漆の展示もあと2日となりました。
がっかりしやすい私は、「わざわざ来てくれる人はいないんじゃないか。」などと何でも出来るだけ期待をしないで、いざという『がっかり』に備えるところがある。

でも、よかった!
ご来店のお客様に「今は期間限定で漆の展示をしています。」なんて説明をすると、「はいー、HP見て来ましたー。」というお返事をいただくことも多々ございまして、その度にわぁ〜!と大感激していたのでした。

あっこんな話をしていたらもうおしまいの〆言葉のようですが、今日も明日もやっています!引き続き、お待ちしております。

写真は玉山保男さんのろくろ目小皿。色をつけない素黒目(すぐろめ)漆だけを塗り重ねたもので、うっすらと木目が透けています。お菓子やおつまみ(すぐにおつまみ用にしてしまう私。すいませーん)をこういう器にのせるといっぺんにうっとり仕様です。

うっとり仕様てどんな仕様やねんって感じですけど、それはもう言葉の通りです。自分で盛っておいて、うっとり。ではとびきり美味しいお茶が入るように、いつもより丁寧に淹れましょうとか、お酒は素敵な片口で注ぎましょうとか、そうやっていろんなことが連鎖して愉しくなる。くらしは愉しまなくてはいけません。と、話が脱線。

おせちの取り皿にもいいですね。それから、茶托としても使えそうです。石川さんのガラスの猪口をのせてみてもぴったりだった。
ろくろ目小皿(木地呂) 3,675円 Ф13cm 

| 【漆のもの】 | 11:13
うるしのうつわ、こんなもの。 その5



新しく届いた、玉山保男さんの羽反椀。
Ф11.4cm H6.8cm 6,825円

口の部分が少し反っているかたちで、定番で扱っているものよりも入る量は少なめになると思います。

しなやかなフォルム、控えめな高台。定番の汁椀が男性的なら、こちらは女性的と言ってもいいかもしれない。それぞれ異なる美しさを持っています。

通常、玉山さんはこの形のものを本朱とろくろ目のある木地呂で作られているのですが、「是非黒で」と特別にお願いをしていたのでした。(玉山さんありがとうございます)


で、どうしてわざわざ黒漆でお願いしたのか。
それは、「白いごはんにぴったり」だと思ったのが理由。

漆のものはいくつか持っていて、もちろんいろいろな感じで使っていくのですが、だいたい最初に「こういうものにぴったり」という具体的なイメージをもって手に入れます。

具沢山のお汁はこれ、お鍋の取り分け、パンプキンスープ、たまごスープ・・・。こういうのにぴったり!というのを少しずつ買い足して、お汁ものに関しては和食をはじめ、洋風になってもエスニック風になっても、どれかのお椀でしっくりさせることが出来るようになりました。後は・・・とずっと気になっていたのが、白いご飯にぴったりなやつ。お汁にも使えるけど、つやつやの白いごはんが特別美味しく見えるようなうるしのうつわ。

そんな器を探していた。そんな方、お待たせいたしました。ぴったりなのがありますよ。


| 【漆のもの】 | 17:40
うるしのうつわ、こんなもの。 その4



ファブリックが写りこんで器がシマシマになってしまった。

岩舘隆さんの汁椀(大) 7,350円
Ф12.3cm H7.3cm

(小)と(中)サイズとはまた違った、胴の真ん中が少し膨らんだかわいらしさのあるカタチ。

具沢山のお汁、お雑煮、おしるこ。いろいろなものが思い浮かぶけど、私、ポタージュがいい。
ってお母さんにリクエストしてる子供みたいですけども、何かそういうイメージなんです。じゃがいものポタージュ、かぼちゃのポタージュ、にんじんのポタージュ。お出汁でつくる、すり流しでもいいです。とろりとしたスープ、このカタチにはぴったりだと思うんです。

今日もいい天気。でも風はやっぱりどんどんと冷たくなってきた気がします。根菜の、ポカポカポタージュ、飲みたいなぁ。

※玉山保男さんの汁椀(朱)すべてSOLDとなりました。次回入荷は12月20日頃の予定です。(黒)と(木地呂)は実際にご覧いただけます。

→ 追記: 玉山さんの汁椀(朱)、23日には追加で少し届くものが並びそうです。

| 【漆のもの】 | 11:43
うるしの道具。 こんなもの



浄法寺漆のいろいろなものを展示中の神楽坂店。これを機に、とうるしの器を新たに暮らしの中に迎えてくださるお客様もいらっしゃって、これはもううれしい限りです。

ひとりでも多くの方に実際にお手にとっていただき、浄法寺のうるしのことを知っていただくためのこの企画。いつか欲しいな、と思っている方にもきっと参考になると思います。特に汁椀はサイズや形を1度に見比べることが出来ますよ。

まだ買わないからなんか行きづらい、とかはナシで(笑)是非お気軽に。(あっ別にそういう企画だからというワケではなく、いつでもそういう気持ちでお待ちしています)

写真は掻いた後の本当の漆の木(左側の線が入ったもの)と、滲み出る樹液をすくって入れていくための道具。タカッポ。何でそんな名前なんだろう?手仕事にまつわる昔からのあるものの名前は謎が多いです...。

謎はそのままに、木やそのタカッポもお店に置いてます。

追記:見比べることが出来ますよと言いましたが、岩舘隆さんの汁椀(中)はすべてSOLDとなりました。次回入荷は2月中旬以降の予定です。

| 【漆のもの】 | 11:28
うるしのうつわ、こんなもの。 その3


ブナの木をひとつひとつ丁寧に削り、浄法寺漆だけを何度も塗り重ねた手仕事のスプーン。持ちやすさ、口に当たる感じ。よく考えられたとてもよいカタチをしています。

それにしても、よくこんなふうにきれいに削れるものだ。と感心してしまう。だって木工職人ではないのですよ。塗師ですよ。手先の器用な人というのは何をやらせても出来てしまうのですね。いや、それでもすごいです。

さてそのうるしのスプーン。金属のものよりやわらかで、木で出来たものよりなめらかなこの口当たりのよさは他の素材にはない特別なものだと思います。木や竹のスプーンを使って、「わぁ〜」とその優しい使い心地にはっとした人はいると思いますが、それをさらに越えてはっとするのがうるし塗りのもの。

『口に心地がいい』って普段はあまり意識しないことだけど、この感覚は思っている以上に繊細で、正直。
カトラリーの価格としてだけで見ると確かに高いもの。でも、「食べる」を大切に考えている人に是非おすすめしたいです。本当にはっとするよ、しつこいけど。

うるしのスプーン(大) 7,350円 / (小) 6,825円
          

| 【漆のもの】 | 17:19
うるしのうつわ、こんなもの。 その2


岩舘さんの子供椀にスプーンを合わせてみました。

離乳食からこうやって使って、お汁が自分で飲めるようになったら汁椀に。お汁の量が全然足りないくらい大きくなったら今度は小鉢として。
底が平らで高さを抑えた岩舘さんの子供椀は、成長に合わせたいろいろな使い方が楽しめます。

長く使えるよいものなので、贈り物にも喜ばれると思う。子供と一緒にお椀も成長します。小鉢として使う頃には、きっときっと、よいつやになっていますよ。


岩舘 隆 子供椀 5,250円  Ф10.5cm
滴生舎 手彫り匙(小) 6,825円

| 【漆のもの】 | 11:29
うるしのうつわ、こんなもの。

普段取り扱いのないうるしのものについて、こんなものが並んでいます。というのを少しずつご紹介したいと思います。

浅野奈生さんは東京で勤めていたのに、「これだ!」と思って漆の道を選んだ作家さん。(ストイックな世界だし、やっぱり稲妻に打たれるように何かの力で人は選ばれるのかもしれない)

写真は小皿・小鉢・カップのシリーズ。小振りでシンプル。和でも洋でも、普段のテーブルにもカジュアルに取り入れやすい姿かたち。浅野さんならではのシリーズだと私は思う。

内側の縦のラインと底のラインはゆるやかにつながっていて、角がないのでアイスクリームなんかのデザートにもぴったりです。バニラアイスにミントをのせて。抹茶味でも合いますねー。プリンもいい。くずもちもいい。お豆腐でもいい。おかきもいい、お漬物もいい、あっそんなこと言ったらチョコレートとかもいい。高級もいいけど、小枝とか、きのこの山とか、そういうのが逆に可愛いかも。

広がりすぎてしまった。でもそのくらい、いろいろに使える感じ。
でもやっぱりここは角がないところを最大限に生かして、やわらかい食べ物をスプーンですくって食べるときに活躍させたいものです。赤ちゃんの離乳食用の器にも。
ぴったりの漆のスプーンもあります。それはまた今度。

浅野 奈生  小皿・小鉢・カップ 各6,300円

| 【漆のもの】 | 18:00






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