... 別冊よこぐも手帖 ...

  くらしの知恵と道具 jokogumo−よこぐも− 
ラオスの茶漉し

 

 

梅雨明けまだだったの?とびっくりしてから雨の多い日々です。どちらかというと梅雨っぽい雨ではなくて夏のスコール的な感じですけど。それにしても梅雨明け、いつするんだろう。別に明けたからって何があるわけじゃないのに、季節の区切りをちゃんと感じたい気持ちがあります。

 

 

さて、写真はラオスの茶漉し。ちいさなカップにもすっぽり入るかわいらしい大きさで、スタッフが気に入って少し前から新しく入荷するようになったものです。仕入れも自分以外の目を入れると新鮮。それぞれのカップに添えてお客様にお出ししたいわぁ、と複数買いもある人気商品です。

 

ラオスという国でもどんどんと進む近代化に伴い素朴な手仕事がものすごいスピードで姿を消しつつあると聞きます。手紡ぎ手織りの素敵な布を作っている村の人にいちばん喜ばれるお土産がユニク○のTシャツだったりするのだそう。少し前の日本みたいに、こういうもの(手仕事の素朴なもの)は時代遅れでダサいっていうような、そんな風潮なんだろうけど、そうじゃなかったと気付くまで細々とでもいいから続いていて欲しいなぁ。

 

 

 

| 【編み組み】 | 17:16
マタタビの米とぎざる、入荷しました

お問い合わせも多かった、マタタビの米とぎざるが再入荷いたしました。(でもウェブショップ分は早々に...)

おそらく今シーズンはこれが最後。もう奥会津の作り手さんも短い夏の仕事でお忙しくされている頃じゃないかな。限られた夏なのに、うちにこもるお仕事はしたくないですよねぇ。次回はまた次の冬のお仕事です。

マタタビ細工、編んでいるところの写真は何度か掲載したことがあると思うのだけど、それまでの写真はどうだったかな。と思って、今日は編むまでの過程を少し。


茶色い木の枝を何かでこすっています。

こすったところの皮がむけ、白い木肌が見えてきました。

そう、これ、マタタビです。表面の茶色い皮を、こうしてひと枝ひと枝こそげとっていきます。こそげるための道具は作り手によって様々で、このように木の棒を使うこともあれば、割れた食器の側面を利用していることも。それぞれに使いやすい道具を選んでいます。

こそげそるのにそんなに力は要りませんが、これを全部手作業でやるのですからかなりの手間です。ひとつのざるを作るのに何本のヒゴがいるんだろう。今度確認しておきます。

ほんのり甘酸っぱいような香りのマタタビの皮も、集めると結構な量になるのですよ。(→よく猫用に小分けにして売っていたり「あげます」と箱にどっさり入っていたりする。)


ぶれてあんまりよくわからないけど、これは皮を剥いた枝を等分に割り、それの厚みを整えているところ。等分に割く工程は少しやらせてもらったことがあります。

4等分だったり5等分だったり、それは枝の太さや何に使うのかによって道具を使い分けていて、見ているとみんな一本の丸い枝を「すっすっすっ」と縦にきれいに割いていくのですが、実際にやってみると割くのは簡単でもそれを『等分に』する力加減がとっても難しい。

途中で曲がってしまうのですねぇ。曲がると上は太いのに最後になるにつれて細いヒゴが出来上がってしまい、これでは使い物になりません。せっかく皮を剥いた材料なのに、すいません...(涙)

きれいにまっすぐ割いた枝は次に厚みを整えます。これも当然、一本一本手作業です。厚すぎると編みにくいし、薄すぎると編みやすくても華奢なつくりになってしまう。丈夫さと編みやすさのバランスをうまく整えられる作り手はよい作り手の基準のひとつではないかと思います。

マタタビ細工を選ぶときには見た目のきれいさだけでなく、そのあたりもしっかりと見てみるといいかと思います。


そしてこちらはフチにする材料を削っているところ。フチはマタタビだったり、クマヤナギだったり、ノバラ?を使うこともあるそうです。それを丸めて形を作るのですが、端と端がうまく合うようカンナで角度をつけています。


編んだもののフチにぴったり合うサイズになるよう調整。ぴったり合うと円もきれいになるし、留まりもいいのです。

作り手さんたちは細かなところにも気を遣い、どうすればよりよいものになるかを考えながら作ってくださっています。「あいつは雑だから駄目だ!」「急いで作るんだからよくねんだ。」なんて笑い合いながら、みんなで技術を共有してレベルアップを図っているようです。

細かなところにこだわっている作り手さんというのはやっぱりそれなりに人よりも時間をかけています。実際出来上がるもののレベルも格段によいのだけど、だからといって大きな価格差がつけられないのが悩ましいところ。

そういった細かいところも認めてくれてこの値段なら、と納得してくれる人が増え、手間を掛けた分はそれなりに報われるような値段設定が出来るようになるといいなぁ...というのが様々な工程を見てきた私の希望。

反対に、ちょっとラフなものはお値打ちで販売していることもあります。神楽坂店には今、お値打ちの蕎麦ざるが並んでいます。丈夫さに変わりはないので、少しいびつだけど安いほうがいいな、という方にはお勧めです。

そんなこんなで、今日はマタタビ細工のお話でした。
ごきげんよう、さようなら。


| 【編み組み】 | 11:54
蓋つきかごの出番。


ちょっと珍しい大きさや形の蓋つきのカゴがあると思わず手に入れてしまいます。何に使おうかとかは、あまり考えないで、まず買っちゃう。ほかの大きめの蓋つきのカゴと入れ子にしておけば収納時もかさばらないし。

こちらは、岩手で手に入れた篠竹のカゴ。普通のお弁当箱よりも細長くて、さて何に使おうかなとしばらく出番待ちだったのだけど、ようやく出番が!

ぱかっ。

メゾンカイザーのプチバゲットがこれにぴったりのサイズでした。具沢山のサンドはぶかぶかの入れ物だと動いて崩れてしまうのが心配なのだけど、これなら安心。何かのサイズがぴたりとはまると実にすがすがしいですね。よし来たっ!

編み組み展のときにこのサイズはないけれど、しばらく入荷待ちだった文庫や小文庫、サンドイッチ入れなどが届く予定。



| 【編み組み】 | 15:54
かごまつり


この時期のjokogumoの風物詩(?)ともいえる、盛りだくさんのかご、かご、かご。ここ2週間くらいであっちからもこっちからも大きな段ボールが次々と届き(しかもまだこれから届く予定のものがある;)、だんだんとストックに収まらなくなってきました。

全体だと写真の4倍くらいの数はあるでしょうか。もうお店がだんだん森のような香りになってきました。気持ちいい〜。

と深呼吸している場合ではなくてですね、これをたくさん並べてみなさまにご覧いただきたいのでございますよ。昨年に引き続き、jokogumoかご屋をOPENさせる予定です。(4月の4週目、かな。)

バッグはあけびにくるみ、山葡萄、篠竹。それ以外のかござる類も、素朴系から端整なものまで様々並びます。せっかくいろいろなのがあるので、記録としてそれぞれ写真に残せるといいなぁと思案中。かごって、見るだけでも楽しいですからね。

そんなわけで、来週の営業日までにこれらをなんとか整理せねば・・・。


| 【編み組み】 | 20:02
イタヤ細工、入荷しました


ぽかぽか陽気で春ももうすぐそこ。と思ったら逃げていきますね。今日はしとしと雨ばかり、気温も低くて冬みたいな寒さです。

春を心待ちにする中、今年最初のイタヤ細工が秋田より届きました。イタヤ細工独特のすこし甘酸っぱいような香りがふわりと広がります。

イタヤ工房さんのものにはそれぞれ(すべてではありませんが)作り手の焼印が押してあるのですが、届いたものを確認していると見慣れない文字。「清&文」はもうずっと二人三脚でやって来られたご夫婦のお名前を一文字ずつ取ったもの。「麻臣」は途中から加わった娘さん。角館の武家屋敷で実演をされておられることは前から伺っていました。

今回見た「羽」はこれまでjokogumoに届いた中には含まれなかったような...。届きましたのお電話をしたときに尋ねてみると、こちらはもう一人の娘さんのお名前の一文字なのだそうです。武家屋敷での実演を姉妹交代で担当されていて、「もう作り始めて何年かは経つんですよー。」とのこと。

なんだ!そうだったんだー。
そのほかの編み組み同様、イタヤ細工も後継者不足は心配されるところ。こうして次の代に受け継がれていくことは嬉しくありがたいものです。家族みんな健康で、この素敵な編み組みがずっと続いていきますように。



今回入荷分よりそれぞれ価格改定がございます。様々なものが値上がりしていくご時勢。これまで作り手さんが何とか吸収してくれていた部分は大きいのだと思います。誰かがひとりで抱えるのではなく、みんなで理解しあって分かち合う時代。後継者がいれば尚のこと、それはどの分野においても必要になってきます。若い人がそれで生活できなければその仕事は残りません。

“残ってほしい”という気持ちも大切。でも、もう一歩。自分が“残したいもの”として捉えることが出来るともの選びやそれを使っていく生活ももっと充実したものに出来るんじゃないか。そんなふうに思います。

残ってほしいものは、みんなで残していこう。



| 【編み組み】 | 19:18
秋のjokogumoと雨蓑のはなし




夏場は店の奥側に置いていた蓑、久しぶりにお店の外からもよく見えるところに出してきました。この冬もこれを身に着ける日がくるでしょうか。(昨シーズンはあった→■

yourwearの素敵なニットが並ぶ傍らに蓑。そんな店なかなかないだろう、へっへっへ。何かちょっと変なテンションですが、蓑は私の大好きな編み組みのひとつです。

会津の編み組み品の作り手さんのお宅に伺うと、今でも納屋に普通にこれが掛かっていたりする。それらは大抵もう何十年も前からその家で使われていたもので、随分とくたびれているのだけど。

もうずっとずっと昔から変わらなかったであろう蓑の掛かったこの光景も、そう遠くないうちに消えてしまうのだと思う。使う人がいないから作る人もいないし、作り方を知っている人もひとり、またひとりとこの世を去っていく。本当に美しくて、素晴らしい道具なのに、寂しいな。

「雨合羽と違って、蒸れねぇからいいんだ。」

自然素材の蓑は通気性がよいので雨や雪の中長時間作業をしていても背中が蒸れずべたべたしない。ちなみに脇のひらひらの部分からは雨だれがつたって落ちるようになっていて、水を溜め込まない仕組み。しかもひらひらだから乾きも速いという。

少しでも快適に使えるよう、ながーい年月の中で少しずつ少しずつ工夫と改良を重ねてきてのこの姿。とっても軽い蓑だけど、ずっしりとした時間と知恵が詰まっています。


そして、雨蓑や昔の暮らしについていろいろとお話を聞いている中ではっとさせられたのは農家のおばあちゃんのこの言葉。

「ほら、今は雨の日に外で仕事してる人なんかいねぇべ。雨の日は休めばいいんだもの。昔は田んぼでも何でも全部手作業だから、雨が降ったからって休んでたら仕事が間に合わなかったもの。梅雨だってなんだって1日働かなくちゃなんねぇんだもの。」

あぁー。そうだよなぁ。そうだったんだよなぁ。
菅傘と雨蓑を身に着け、しとしとと雨に打たれながら山や田畑で1日作業する人々の姿を想像しながら、私はその“そもそも”の部分に「あぁー。」と、なにか圧倒されるような気持ちになったのでした。

蓑を見るときにはこれからもずっと、このときの会津のおじいちゃんおばあちゃんの話を思い出すのだろうな。今日はそんな話。

| 【編み組み】 | 19:12
涼やかな篠竹の手提げと燗酒の憧れ




岩手から、とっても涼しげな篠竹のかごが届きました。これまであった手提げカゴと同じ形の編み方違い。一定の隙間を空けた編み方で、これまたさわやか〜なのです。

篠竹のバッグは山葡萄やくるみ、あけびと違って色が明るい。茶色いバッグは1年中使えるけれど、明るい色のバッグはどうしても春、夏のイメージです。「冬使えないから」という声も聞くことがありますが、まぁそのくらい涼やかな印象だということ。


今年は夏が早くて厳しいからか、涼やかに過ごすことにこれまで以上に興味がわいています。こういうバッグを身近に置くこともそんな涼やかな過ごし方のひとつになると思う。どうせ暑い夏なのだから、そういう愉しみを見つけて乗り切りたいものです。

少し話は変わるけど、たまに立ち寄る神楽坂のとある呑み屋さん。ここの建物は江戸時代の古い家を移築したものでエアコンなどというものがない。しかもそこの飲み物は「燗か冷(常温)」という選択肢しかなく、この季節に行くとじわーっと汗をかき、それぞれにうちわで仰ぎながらお酒を呑んでいるという(笑)。

江戸にタイムスリップしたかのような時間を過ごすわけなのですが、なんだかこれが悪くないのですよね。ちりんちりんという風鈴の音とともにたまに吹く風がとびきり心地よく、うちわを揺らす手の動きもゆら〜ゆら〜と穏やかになったりして。

この空間には夏の新しい(古い?)愉しみ方を教えてもらいました。今年はまだそんな暑さの中伺ってはいないけど、涼しげな篠竹の手提げと浴衣なんかで暖簾をくぐり、燗酒を引っ掛けて帰るなんて、憧れるぅ。

| 【編み組み】 | 23:17
マタタビの蕎麦ザル




定番のものは完売してしまったマタタビの蕎麦ザル(小)。現在お店には定番よりもほんの少し大きな1人用と、定番よりもほんの少し小さな1人用など、作り手や若干のサイズ違いで5枚の在庫がございます。

そのうち作り手+サイズが同じ3枚をウェブショップにも掲載いたしました。ささくれなどはありますが(普通あります)、しっかりとした作りです。

蕎麦ザルは、いつか欲しいなぁと思っている方は案外多いみたい。欲しいんだけど・・・でも。うーん。とザルを手に悩まれる姿をお店でもよく見掛けますが、悩むのも無理はないのですよねぇ。特に家族分を揃えようと思うとそれなりの金額にもなるわけで...

前にも書いた事があったような気がするけれど、私がいちばん最初に買ったマタタビ細工は蕎麦ザルでした。その頃は今ほど需要が多くなかったのでもう少し買いやすい値段でしたが、それでも安いものでもなく、悩んだもの。

せっかくなので前に書いた記事を検索してみました。うちで使っている様子(写真)がとっても好評でうれしかったんだった。(久々に見てみたら、やっぱりおいしそう〜!)→ ■ 


マタタビの蕎麦ザル

※現在ある在庫がなくなったら今シーズンは終了。次回入荷は来春です。

| 【編み組み】 | 14:46
初夏の陽気と篠竹のバッグ




今日は初夏という感じのお天気でした。陽射しも強くなってきて、汗ばむくらい。
こんな季節にはさわやかな篠竹のバッグがおすすめ。ちょっと早めに来ていろいろと写真を撮りました。ウェブショップ掲載までは辿り着けなかったのでまた明日かな。

サイズ違い、形違いでいくかございます。どうぞお楽しみに!


今日はお仕事やお休みの友人が来店してくれました。店でゆっくりと過ごしてくれているうちに、今度はご近所の別の友人が来店。しばらくおしゃべりしてたけど、あまりに気持ちのいいお天気なので「公園にワインを飲みに行きましょう。」なんてことになってふたりで出て行ってしまった。いいなぁ〜。

本日もご来店くださいましたみなさま、ありがとうございました。

| 【編み組み】 | 18:52
葡萄バッグの準備進行中




この間載せたのとはまた別の山葡萄のバッグ。こんなふうに幅が広いタイプも素敵ですねぇ。うっとり。

それぞれウェブショップにも掲載できるよう準備を進めています。今日は写真を選んだり見やすく調整したり。ディスプレイばかりみて、マウスやキーボードばかり使っていたので目や腕が痛くなってしまった。こういうのが専門のお仕事の人は大変だなぁ。お察しいたします。いや、慣れているとこんなふうに腕が痛くなったりはしないのかな。

ともあれ、あまりにそっけないblogですけども今日はこの辺でPC作業は終了〜。何でこんなに疲れているんだろう?先週の旅疲れが今頃来てるなんて、信じたくないぞ。


| 【編み組み】 | 20:25






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